国名シリーズ

有栖川有栖・作家アリス(国名シリーズ第7段)「スイス時計の謎」仲間は続くよいつまでも・・・? 

有栖川有栖氏の国名シリーズも、もう第7段なんやな。

世界には100か国以上国があるから、大変やなあ~と思いつつ、私の好きな国・フランスがいつ出るかと思ってる。

フランスは、結構ネタにしやすそうな気がするんやけど・・・・まだなところを見ると、難しいのか?

それはさておき、今回は「スイス時計の謎」いきます!

有栖川有栖・作家アリス(国名シリーズ第7段)「スイス時計の謎」あらすじ

スイス時計の謎にはこんな話が入っている

あるYの悲劇
女彫刻家の首
シャイロックの密室
スイス時計の謎

ネコ缶さとこ
ネコ缶さとこ
「スイス時計の謎」は力作ぞろいやで!

あるYの悲劇

「ユメノ・ドグラ・マグラ」というインディースバンドの、ギタリスト山元優嗣がギターで殴り殺された。

死ぬ間際に、血染めの指で書いた「Y」の文字は何を意味しているのか?

「月光ゲーム」でも使われていた「Y」のダイイングメッセージをここでも使用。
作者のエラリー・クイーン好き(マニア?)がしのばれる。

月光ゲームレポはこちら

ネコ缶さとこ
ネコ缶さとこ
ネコ缶、この謎は解けたで!
このトリックは、いままで見たこともなかったし、結構感心したわ。

女彫刻家の首

新進気鋭の女性彫刻家が、アトリエで殺された。

死体には奇妙なところが1つあった。

不思議なことに、死体からなぜか彼女の首が切り取られ、彼女の彫刻作品と挿げ替えられていたのだ。

ばらばらにするでもなく、なぜ首だけを持って行ったのか?
トラブルが多く、言い争ったこともある隣人が本当に犯人なのか?
夫の完璧なアリバイは本物か?

ネコ缶さとこ
ネコ缶さとこ
これも斬新な話。
思いもよらん結末やったわ

 

シャイロックの密室

非情な高利貸し「シャイロック」こと、佐井六郎が死んでいた。

誰に殺されてもおかしくないような彼だが、なぜか完全な密室で死んでいたのだ。

彼は自殺したのか?
殺されたのなら、犯人はどこから逃げたのか?
廊下の絵が奇妙に曲がっていたことから、真実にたどり着く。

犯人が最初から分かっていて、火村・有栖コンビがどう解いていくかの物語形式。

ネコ缶さとこ
ネコ缶さとこ
この展開は、理系の東野圭吾(湯川教授)さんの十八番なのでは・・・。
有栖川有栖氏で、これをするとはちょっとびっくり。

スイス時計の謎

2年に1度の、仲良しグループだけで集まる同窓会当日、メンバーの一人が殺された。

殺人現場に散らばるガラスの粉末。

それは同窓会メンバーが、お揃いで持っているスイス製時計のガラスの破片だったのだ。

犯人は同窓会メンバーの一人なのか?

犯人は、なぜ割れたガラスを回収しようとしたのか?

彼らの同級生、有栖川が苦しみながら仲間を追い詰める。

ネコ缶さとこ
ネコ缶さとこ
「男子優等生の生意気さと傲慢さ」「学生時代の仲間の結束」がとてもよく出てる。

息子を持つ母親としては、ちょっと苦笑いする点もあったで

 

有栖川有栖・作家アリス(国名シリーズ第7段)「スイス時計の謎」感想

スイス時計の謎はどれも力作で、面白い作品ばかりだった。
Yのトリック、奇妙にゆがんだ額縁など、どれもうなるような謎解きだ。

その中でもやはり「スイス時計の謎」はピカいち。

ネコ缶さとこ
ネコ缶さとこ
すべての国名シリーズの短編集をあつめても、一番面白い作品だと思う。

今回は「スイス時計の謎」の感想を主に述べていく。

スイス時計の謎 感想を細かく

 

中学受験の算数などに「論理的思考」という考え方がある

論理的思考の考え方

Aが成り立てば結果としてBが成り立つ
Cが成り立てば結果としてDは成り立たない
よって答えはE

こんな感じで三段論法を六段にして(?)答えを導いていく考え方だ。

今回の推理は、この「論理的思考」をうまく使っていて面白かった。

特に火村が、時計にイニシャルを彫ったかどうかで、犯人を追い詰めていく様子は
ゾクゾクするほどだ。

非常に面白い話だが、残念なところがこの2点

  • ちょいちょいストーリーに、あまり関係ない有栖川のセンチメンタルな回想が入る事
  • 犯人の動機が非常に弱い

月光ゲームでも犯人の動機が弱くてびっくりしたことがあったが、有栖川氏の特徴なんやろか?
月光ゲームレポはこちら

ネコ缶さとこ
ネコ缶さとこ
ネコ缶ならこんな動機で人殺さないぞ・・みたいに思ってしまったのが残念やな。

有栖川有栖・作家アリス(国名シリーズ第7段)「スイス時計の謎」まとめ

ネコ缶評価

ネコ缶、短編はあまり好きではないが、この4つの話はどれもよくまとまっているうえ、トリックも「なるほど」と思えるものばかりだった。

特に「スイス時計の謎」は秀逸。
国名シリーズの短編の中でも、これは一番おすすめ。

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