国名シリーズ

有栖川有栖・作家アリス(国名シリーズ第9段)「インド倶楽部の謎」待望の9段!

有栖川氏の国名シリーズは、「モロッコ水晶の謎」と「インド倶楽部の謎」の間が凄くあいている。

ネコ缶さとこ
ネコ缶さとこ
モロッコ水晶の謎が出たのは2008年、インド倶楽部の謎は2018年やから、10年も開いてるんやな

その10年、何があったんやろうかと心配してしまうが、とりあえず国名シリーズが続いたことを喜ぼう。
そんなわけで国名シリーズ待望の第9段「インド倶楽部の謎」いってみよ!

有栖川有栖・作家アリス(国名シリーズ第9段)「インド倶楽部の謎」あらすじ

神戸・北野のナイトクラブ・ニルヴァーナで、年齢や職業もバラバラな男女7人が集まっていた。

余命を言い当てることができるインド人に、リーディングをしてもらうためだ。

希望者の経歴や、余命を次々と言い当てるインド人・ラジーブ。
会は不思議な興奮をもってお開きとなった。
だがこの後、会のコーディネーターと、リーディング提案者が他殺死体で見つかる。

リーディングの会参加者の中に犯人がいるのか?
ニルヴァーナのオーナー・間原が、経歴を言い当てられた時嫌な顔をしたのはなぜか?

神戸・北野の美しい街並みを舞台に、久しぶりのコンビが帰ってくる。

有栖川有栖・作家アリス(国名シリーズ第9段)「インド倶楽部の謎」 感想

前回の「モロッコ水晶の謎」から、10年以上もたって出版された、待望の国名シリーズ第9段なのである。

しかも長編。

国名シリーズを、読み続けているネコ缶、期待を込めてページをめくったのだが・・・。

感想は一言。これだ。

ネコ缶さとこ
ネコ缶さとこ
・・・・うーん。なんだかなあ・・・。

ちょっとがっくり来てしまったのだ。

とりあえず「うーんな理由」を元に、ネコ缶の感想を述べていこう。

うーんな理由1 どんでん返しが逆効果

ページ数30位を残して、犯人と思われる人物の独白がある。

 
 
あー犯人はこの人だったんだ、やっぱなあ~。 

・・・と思うが、殺人事件の真犯人はこの人ではない。

確かにちょっとした罪は犯していたが、今回の殺人には全く関与していない。

最後にどんでん返しがくるのだ。
ラストのどんでん返しは、ミステリーファンとしては大いに歓迎することなんだけど、「インド倶楽部の謎」は逆効果になっている。

真犯人の動機が全く薄く、共感も納得もできない。
むしろ独白をした人物が犯人な方が、よほど納得できる。

と思ってしまうのだ。そこが本当に残念。

ネコ缶さとこ
ネコ缶さとこ
ときどき有栖川氏は、こうした結末を書くよなあ・・・。
犯人の動機がファンタジーな感じな奴。

うーんな理由2 話がたらたらと長い

インド倶楽部の謎は、367ぺ―ジある。
文庫本にしたら500ページ以上になるのではないか。
でもこれ、話はもっとスリム化&濃密化できるとネコ缶は思うのだ。

スリム化&濃密化の例を挙げる

「インド倶楽部の謎」スリム化&濃密化の具体例

  • インド人ラジーブと、コーディネーター出戸を、もっと話にからませる(そしてもっと、あくどくさせる)
  • 間原氏は殺人を犯していたとする(事故に見せかけて本当は殺したとする)
  • 間原氏は、長いこと恐喝を受けていたことにする

こんな感じにしたら、もっと面白くてコクのある話になったのではないやろか?

インド人によるリーディングとか、「モロッコ水晶の謎」に続く良いお膳立てがあったのに残念。
モロッコ水晶の謎レポはこちら

話は変わるが、インド倶楽部の謎では、「土砂崩れ」が重要なキーワード。

ネコ缶、土砂崩れと聞いて内田康夫さんの「後鳥羽伝説殺人事件」を思い出したな。

ネコ缶さとこ
ネコ缶さとこ
浅見光彦、初登場なんやけど、浅見シリーズではベスト5に入るくらい面白いで。

有栖川有栖・作家アリス(国名シリーズ第9段)「インド倶楽部の謎」まとめ

ネコ缶評価

有栖川有栖なので、サクサクと読みやすく話は進んでいく。
だがやはり読了後の違和感が痛い。

国名シリーズ長編はやはり「マレー鉄道」がベストか。
マレー鉄道の謎レポはこちら

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