ガリレオシリーズ

東野圭吾のガリレオシリーズの順番とおススメ ベスト1はやっぱり「あれ」よな!

2022年に入ってから、怒涛のように東野圭吾シリーズを読んだ。

という訳で、恒例になったまとめ記事「ガリレオシリーズ」の順番とおススメを書いていこう。

ネコ缶さとこ
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最後にネコ缶からの「ガリレオシリーズのベスト3」を紹介するので、楽しみにしておいてな~!

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「加賀恭一郎シリーズの順番とおススメ」はこちら

東野圭吾・ガリレオシリーズの順番

東野圭吾のガリレオシリーズは、この順番で出版されている。

  1. 探偵ガリレオ(短編)
  2. 予知夢(短編)
  3. 容疑者Xの献身
  4. ガリレオの苦悩(短編)
  5. 聖女の救済
  6. 真夏の方程式
  7. 虚像の道化師(短編)
  8. 禁断の魔術
  9. 沈黙のパレード
  10. 透明な螺旋

※2022年6月現在

ネコ缶さとこ
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ガリレオシリーズは人気やし、この後もまだ出版されていくやろうな。

とりあえず、あらすじと感想をざっと紹介していこう。

東野圭吾ガリレオシリーズ1 「探偵ガリレオ」(短編)あらすじ&感想

探偵ガリレオ
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ネコ缶評価

記念すべき、ガリレオシリーズのトップバッター。

科学の知識に事件を強引にくっつけたような印象は否めないが、新しいパターンの謎解きに
パワーを感じる作品や。

ネコ缶さとこ
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おススメ作品は「燃焼る(もえる)」やで 

「探偵ガリレオ」詳しくはこちら

東野圭吾ガリレオシリーズ2  「予知夢」(短編)あらすじ&感想

ネコ缶評価

前作「探偵ガリレオ」に比べると、幽霊やポルターガイストなど、大きくオカルト方面に舵を切った短編集。

とはいえ、それらをガリレオ先生が科学で解明して、いい感じに中和した作品だ。

ネコ缶さとこ
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おススメは「騒霊ぐ(さわぐ)」やで!

「予知夢」詳しくはこちら

東野圭吾ガリレオシリーズ3 「容疑者Xの献身」あらすじ&感想

容疑者Xの献身
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ネコ缶評価

花岡靖子はDV夫から娘の美里と逃げ出し、平穏な毎日を送っていた。

そんなある日、別れたはずの夫が靖子のアパートに押しかけてくる。

押し問答の末、靖子は美里と勢い余って夫を殺してしまう・・・。

追い込まれた彼女たちを救おうとしたのは、アパートの隣に住む風変わりな数学教師・石神という男だった・・・。

ネコ缶さとこ
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直木賞受賞作品でもあり、第6回本格ミステリ大賞でもあり、2006年の「このミステリーがすごい」第1位作品。

それらの賞に恥じない渾身の作品。
東野圭吾作品の代名詞にもなっている。

これは絶対に読むべし!

「容疑者Xの献身」詳しくはこちら

東野圭吾ガリレオシリーズ4  「ガリレオの苦悩」(短編)あらすじ&感想

ガリレオの苦悩
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ネコ缶評価

ここから女性の登場人物・内海が登場。

前作ですっかり気落ちしたガリレオ先生に、もう一度捜査に協力してもらうべく奔走する。

ガリレオの「犯罪に科学を持ち込むことは許さない」という信念が光る作品。

ネコ缶さとこ
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おススメは「操縦る(あやつる)」「攪乱す(みだす)」やで! 

「ガリレオの苦悩」詳しくはこちら

東野圭吾ガリレオシリーズ5 「聖女の救済」あらすじ&感想

聖女の救済
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ネコ缶評価

綾音は身勝手な夫・義孝から、子供が出来ない事を理由に離婚を迫られた。

それだけでなく、義孝は綾音の弟子の宏美に手を出してもいたのだ。

しかも宏美は義孝の子供を宿している・・・。

追い詰められた綾音は夫を殺す決心をし、実行に移す。

だが綾音がどうやって夫を殺したのか、それがどうしても解らない・・・。

ネコ缶さとこ
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ガリレオシリーズ最大の謎とき作品。

湯川がいなければ、間違いなく見破れない謎。

容疑者Xの献身と双璧をなす、読み応えのある作品。
惜しむらくは、少々設定に無理を感じた事かな・・・。

「聖女の救済」詳しくはこちら

東野圭吾ガリレオシリーズ6 「真夏の方程式」あらすじ&感想

真夏の方程式
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ネコ缶評価

少年・恭平は伯母の旅館・「緑岩荘」で夏休みを過ごすことになった。

緑岩荘がある瑠璃ヶ浦は、レアメタルが取れる可能性があることが最近判明。

開発の手を入れようとする企業と、地元住民の間で対立が起こっていた。

その企業側の人間として、湯川は瑠璃ヶ浦にやってくる。

緑岩荘に泊まったことにより、恭平と親しくなる湯川だったが、そこで起こった殺人事件に巻き込まれ・・・。

ネコ缶さとこ
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子供嫌いなはずのガリレオ先生が、少年と科学を通して心を通わせている。

そこはほほえましいが、なんとも後味が悪い作品。

ガリレオシリーズは、映画ありきで長編が作られるようになったのでは・・・と、ネコ缶が感じ始めた作品でもある。

個人的に恭平がその後どうなったのかを心配している。

「真夏の方程式」詳しくはこちら

東野圭吾ガリレオシリーズ7 「虚像の道化師」(短編)あらすじ&感想

虚像の道化師
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ネコ缶評価

短編集の中で一番力が入ってる作品。

人間心理も深く掘り下げているし、科学とのマッチングもうまくいってる。

ネコ缶さとこ
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「曲球る(まがる)」が、ガリレオシリーズにしては珍しい話でヨイ

「虚像の道化師」詳しくはこちら

東野圭吾ガリレオシリーズ8 「禁断の魔術」あらすじ&感想

禁断の魔術
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ネコ缶評価

湯川の高校の後輩・古芝がせっかく合格した帝都大学を姉が死んだという理由で中退した。

その後古芝は町の小さな工場で働き始める。

熱心に仕事を覚えた古芝だったが、突然失踪。

そして古芝が湯川に教えてもらったという「レールガン」という装置も高校からなくなっており・・・・。

ネコ缶さとこ
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これは映画になっていないからだろうか(もともと短編だったからか、ドラマにはなったみたいやけどな)かなりの力作。

ガリレオ先生の「科学を殺人に使う事は許さない」という信念が、見事に貫かれている。

「レールガン」という装置も、迫力満点なうえ、ガリレオならではの凶器。

「禁断の魔術」詳しくはこちら

東野圭吾ガリレオシリーズ9 「沈黙のパレード」あらすじ&感想

沈黙のパレード
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定食屋「なみきや」の看板娘の佐織が失踪して3年後、彼女の死体が見つかる。

しかしそこは「なみきや」から遠く離れた静岡県で、しかも佐織と縁もゆかりもないごみ屋敷だった。

謎はそれだけではなかった。

容疑者として挙がった男は、23年前に草薙が逮捕し、証拠不十分で不起訴になった男だったのだ・・・。

ネコ缶さとこ
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面白そうな設定だったのだが、途中で失速。
これも映画化ありきで作った感が物凄い。

キャラ設定がかなりブレており、「?」なラストも気になる。
映画が好きな人(福山雅治のファン)の人が読むのにいい作品。

「沈黙のパレード」詳しくはこちら

東野圭吾ガリレオシリーズ10 「透明な螺旋」あらすじ&感想

透明な螺旋
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母親を亡くした園香は1人の男・上辻に夢中になり同棲を始める。

しかしその男はDV男で、園香は次第に追い込まれていく。

そんなある日、彼女が京都に旅行中、上辻は遠く離れた南房総で死体で見つかる。

園香にはアリバイがあったはずだが、なぜか突然失踪してしまう・・。

ネコ缶さとこ
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ガリレオシリーズ・・・と呼べない内容。

一応湯川は出ているが、科学の知識は全く披露されないのだ。

人間・湯川を詳しく知りたい人にはいいだろう。

「透明な螺旋」詳しくはこちら

東野圭吾・ガリレオシリーズを読むときの注意点

基本的にどこから読んでも話は解る。

だが、やはりここに書いた順番で読むのがベスト。

内海と言う女性の登場人物がいるのだが、彼女は最初から出ているわけではない。

「ガリレオの苦悩」で初登場し、その後は草薙よりも湯川に接することが多くなる。

そして「容疑者Xの献身」以降、マニア受けするような、こんなことが増える。

 
 
あれ?これって、以前あったあの事件の事を言っているのかな・・・? 

この点から考えても、やはりセオリー通り、出版順から読むほうが楽しめるだろう。

東野圭吾・ガリレオシリーズおススメベスト1はこれ!

さてお待たせしました。

ネコ缶が独断と偏見で選んだ、ガリレオシリーズのおススメベスト3をご紹介します!

東野圭吾(ガリレオシリーズ)おススメベスト1 「容疑者Xの献身」

容疑者Xの献身
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ガリレオベストと言うよりは、「東野圭吾ベスト」と言っても良い位よくできた作品。

直木賞などを数々の賞を取っており、何回読んでも良い。

クールな湯川の良さや苦悩もよく描けているし、科学のトリックと人情も絶妙なマッチングを見せている。

そしてミステリーなのに、こんな切なさ、悲しさも漂うのだ。

 
 
みんなが誰かのために一生懸命なのに、みんな優しい人なのに・・・ 
 
 
ここには愛しかないのに・・・ 

ガリレオシリーズ最大のおススメでもあるし、東野圭吾に興味を持っている人が必ず読むべき作品。

東野圭吾(ガリレオシリーズ)おススメベスト2 「聖女の救済」

聖女の救済
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正直、これをベスト1にしようか迷った。

「聖女の救済」も、ものすごく良い作品なのだ。

ただ「容疑者Xの献身」にはあまり感じなかった「少々無理やりな感じ」が漂う。

 
 
そこまでする~? 
 
 
そんな事考える人いるかな? 

と、犯人や被害者に対して思ってしまうのよね。

なのでラストで少々失速してしまった。

とはいえ、それを差し引いてもガリレオシリーズの金字塔にはまちがいない。

ネコ缶さとこ
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これも必ず読むべき作品やで! 

東野圭吾(ガリレオシリーズ)おススメベスト3 「虚像の道化師」

虚像の道化師
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「禁断の魔術」と迷ったが、ガリレオシリーズは短編のレベルが高いという意味を込めてこちらに。

ネコ缶さとこ
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と言うより、長編に今一つなのが多いのや。

後半は、映画化ありきで作ったような作品が多い。

ガリレオは、この短編集がいいよ!・・・というよりはこれ。

「○○の中の▼という話がいいよ、それと■の中の××という作品もいいよ」

なので短編には、ネコ缶のおススメをこの記事の中に書かせてもらってるで

東野圭吾・ガリレオシリーズの順番とおススメ まとめ

最後までお読みいただきましてありがとうございました。
ではまとめます。

東野圭吾ガリレオシリーズの順番はこちら

  1. 探偵ガリレオ(短編)
  2. 予知夢(短編)
  3. 容疑者Xの献身
  4. ガリレオの苦悩(短編)
  5. 聖女の救済
  6. 真夏の方程式
  7. 虚像の道化師(短編)
  8. 禁断の魔術
  9. 沈黙のパレード
  10. 透明な螺旋

絶対にこの順番通りに読まんでもいいんやけど、読んだ方がより面白さが増すので、できれば守ろう。

そしておススメベスト1はこれな!

「容疑者Xの献身」

容疑者Xの献身
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これだけは外さないように読もう!

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