国名シリーズ

有栖川有栖(作家アリス)国名シリーズ第3段 ブラジル蝶の謎  タイトルだけで読みたくなる!

タイトルからして惹かれる本というのがある。

このブラジル蝶の謎というのはそのタイプの本だ

「ブラジル」「蝶」というこの響き。

絶対おもろいで!と思わせてくれる、なんか妖しいパワーを感じる。

ネコ缶さとこ
ネコ缶さとこ
これが「ブラジル猪」「ブラジル牛」では、こうはいかへんな!

そんな「ブラジル蝶の謎」、いってみましょう!

有栖川有栖 ブラジル蝶の謎 あらすじ

ブラジル蝶の謎は短編集で6つの話に分かれている。

で、タイトルはこんな感じな。

ブラジル蝶の謎
妄想日記
彼女か彼か

人喰いの滝
蝶々が羽ばたく

ネコ缶さとこ
ネコ缶さとこ
蝶に始まり蝶に終わる、そんな1冊やな!

短編集なのでサクッといこ!

ブラジル蝶の謎

大手サラリーマン金融会社の社長・土師谷利光の弟、朋芳が兄の豪邸で殺された。

利光はすでに死んでおり、遺産やその他のことで朋芳が来ていたところだったのだ。

だが朋芳は会社には全くかかわらず、世捨て人同様に暮らしていた。
遺産や会社はこの弟に行くのか?よく思わない会社連中。
なぜか威圧的な朋芳・・・。

だが最大の謎は、死体のあった部屋には、利光のコレクションだった蝶々のはく製が無数に張り付けられていたことだった・・・。

ネコ缶さとこ
ネコ缶さとこ
死体の部屋に蝶々・・・。怪しくてゾッとしまんなあ。
でも、蝶を貼り付けた理由は納得

妄想日記

とある屋敷の中で、火だるまになって死んだ男がいた。

彼はその屋敷の住人・美彦。

彼は自分が起こした交通事故のショックで、ノイローゼになり地下室で暮らしていた人間だった・・・。

美彦は罪の意識で自殺したのか?
美彦が残した、記号のような文字で書かれた日記には、何が書かれていたのか?

ネコ缶さとこ
ネコ缶さとこ
記号の日記は、ものすごく気になったんやけど、案外ミステリーには関係なくてガクッ

彼女か彼か

剣崎洋源は「女性」として生きる男性。
その洋源が自宅マンションで他殺死体で見つかった。

従妹と金銭的にもめていたり、別の女性とは男を取り合ってもめていたという事実が判明。

だがその2人には完璧なアリバイがあって・・・。

ネコ缶さとこ
ネコ缶さとこ
「女装」したことがある男性なら、「おや?これに気づかなかったのかな?」と思うポイントが一つある(ネコ缶も解った)

そこに気づけば犯人は解るで!

 

とある会社社長の別荘で、秘書が殺されていた。

隣の邸宅で誕生日パーティが行われ、参加後に帰ったはずなのに、なぜ彼はここにいたのか?

そして死体のそばに落ちていた鍵は、何の鍵なのか?

隣の邸宅の娘と、秘書が昔恋人だったことは何か関係があるのだろうか?

謎を解く「鍵」は?

ネコ缶さとこ
ネコ缶さとこ
何の鍵か解っても、ピンとこない人もいるかもしれない。
ググろう、答えはすぐわかる(笑)

人喰いの滝

岩手県の奥地に、千人滝と呼ばれる滝がある。
そこで映画の撮影に来ていた、女優の加西好美が川に落ちて事故死した。
死体は滝に落ちて上がらなかった・・・。

それから1年。
またしてもこの川に一人の老人が落ちて死体で見つかる。
しかもこの老人は、1年前の事故のことで、誰かからお金をゆすろうとしていたらしい・・。

この2人は事故なのか?殺されたのか?

ネコ缶さとこ
ネコ缶さとこ
ネコ缶的には、ブラジル蝶の謎の中で一番好きな話。
トリックはアッと驚く。

 

蝶々が羽ばたく

駅のホームで、驚いた表情を見せた男性がいた。

気になったアリスが効いてみたところ、こういった

ホームで見た男性
ホームで見た男性
あの2人は、35年前に煙のように蒸発した2人だったんです。 

若かりし頃、仲間と一緒に海辺の宿に泊まりにいった男性。

だが例の2人だけが、鍵のかかった宿から突如いなくなったのだ。

唯一逃げ出させた窓は、下が砂浜でどうしても足跡が残る。
2人はどうやって逃げたのだろうか?

答えがわからないまま、その男性は列車から降りて行った・・・。

ネコ缶さとこ
ネコ缶さとこ
種明かしを聞くと「なーんだ」と思う。
が、この話を出すタイミングを、作者が気を使ってくれたことに感謝。

有栖川有栖 ブラジル蝶の謎 感想

全体的に中身の濃い話が多かった。
長編で読んでみたい話もある。
映画でも小説でもゲームでも「3作目」が最高に面白いと、よく言われるが、これもそのうちのひとつかなと思う。

ネコ缶さとこ
ネコ缶さとこ
ネコ缶が好きな話は「人喰いの滝」やな!

国名シリーズの第2段・スウェーデン館の謎でも、「雪の上の長靴の足跡」が最後まで解けない謎になっていた。
「人食いの滝」でも「雪の上の足跡」が大きなポイントになっている。

スウェーデン館の謎レポはこちらから

有栖川有栖 ブラジル蝶の謎 まとめ

ネコ缶の評価

短編は難しいとよく言われる。

ネコ缶さとこ
ネコ缶さとこ
アガサクリスティも、長編はあれだけ面白いのに、短編は今一つやもんなあ・・・。

でもこれは短編なのに、よく詰め込んだと思う。

読みやすいし、濃い話なのでおススメ。

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