ポアロシリーズにはマザーグースが良く出てくる。
一番有名なのは言わずと知れた超名作のこちら
この作品にも、タイトルや見出しで出てくる
今回ご紹介する「マギンディ夫人は死んだ」も、ちょこっとマザーグースが出てくる作品だ。
ポアロの友人、スペンス警視も物語の中で、ご陽気にこう歌ってくれる。
マギンディ夫人は死んだ
どんなふうに死んだ?
あたしのようにひざついて
マギンディ夫人は死んだ
どんな風に死んだ?
あたしのように手を伸ばして
マギンディ夫人は死んだ・・・
では「マギンディ夫人は死んだ」いってみよ!
Contents
アガサクリスティ(ポアロ)マギンディ夫人は死んだ 内容
久しぶりにポアロを訪ねてきたスペンス警視の、衝撃的なセリフから物語は始まる。
ジェイムズ・ベントリィという若者は、マギンディ夫人をお金目当てに殺したとし、死刑を目前に控えていた。
ジェイムズの服に、被害者の毛髪や血液も付着していたし、彼の身近にお金も隠されていたので、彼が犯人という事は動かしがたい事実のように思える。
だがスペンス警視は、どうも疑わしく思い、最後の頼みとして、ポアロに再調査を頼みに来たのだった。
友人のたっての頼みともあり、快諾し動き出したポアロ。
町の人たちに聞き込みを始めると、マギンディ夫人が殺される直前、こんなことをしていたことを発見する。
- マギンディ夫人が、30年前の事件をテーマにした新聞記事を切り抜いていた
- めったと手紙を書かないマギンディ夫人が、わざわざインク瓶を買っていた
ここから事件は、少しずつ意外な面を見せだす。
そしてついに起こった第2の殺人事件!
ポアロが動いたことにより起こった事件。
やはり真犯人は別にいるのか?
だとしたら誰?
宿泊先の食事のまずさに悩まされながらも、ポアロの灰色の脳細胞が光る。
アガサクリスティ(ポアロ) マギンディ夫人は死んだ 感想
「マギンディ夫人は死んだ」も、いつものように最初からグイグイ引き込まれる。
腑に落ちない事件を、なんと警察自らポアロに依頼しに来るのだ。
このエピソードに惹かれないわけない!
でも「5匹の子豚」は冤罪やったしなあ・・・。
警察の汚名返上せんとなあ・・・。
そんな「マギンディ夫人は死んだ」の、読みこなしポイントを書いておこう。
マギンディ夫人は死んだ 読みこなしポイント1 人間関係の把握
「マギンディ夫人は死んだ」は、親族系の事件ではないので、さまざまな家庭が出てくる。
これを把握しておくのが大事なのは、言うまでもない。
ただ結構家庭数が多いので整理しておこう
出てくる家庭は、マギンディ夫人が、掃除をしにいっていた家だ。
沢山の家庭が出てくるので混乱するが、これらの家庭中心に、話は進んでいくのでしっかり押さえておこう。
マギンディ夫人は死んだ 読みこなしポイント2 30年前の事件
人間関係把握と同時に、30年前に起こった事件も整理しておこう。
マギンディ夫人が、興味をひかれた新聞記事にのっていた4つの事件の紹介だ。
・・・などなど、スポーツ紙の隅や週刊誌に出るような事件なのだが、この事件はしっかり頭に入れておこう。
だが、記事を書いた記者いわく
・・・なので「ちょっとだけ」注意。
アガサクリスティ(ポアロ)マギンディ夫人は死んだ まとめ
ネコ缶評価
冤罪なりかけの事件が、実は過去にぐーんとさかのぼる必要があった・・・という展開はなかなか良かった。
でもこれがちょっとマイナス。
それは最初に言ってほしかった・・・という重要なエピソードが、最後に出てきた
1度読んだ後に、もう一回読むと、そこでしっかり理解できる感じがある。
そんな内容だ。
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