ポアロは、なんかスポーツと縁がなさそうな気がする。
ホームズはボクシングがうまく、腕力も相当だという事だが、ポアロと格闘技やスポーツはなんとなく結びつかなそうだ。
そんなポアロだが、タイトルに「ゴルフ」というものを発見。
きっとゴルフクラブで、殴られた死体でも出たんやろなあ・・・
と思ったネコ缶。
真相はどうだったのか?
行ってみましょう「ゴルフ場の殺人」!
アガサクリスティ(ポアロ)「ゴルフ場の殺人」あらすじ
P・T・ルノーと名乗る男性から、助けを求める手紙がポアロのところに届く。
急ぎ駆け付けたポアロだったが、ルノー氏はなんとすでに殺されていた・・・。
ルノー氏のもとに、ひそかに通っていたとうわさされる女性の存在があり、女性からの愛を訴える手紙も出てくる。
女性関係だけではなく、ルノー氏により事件の直前に書き換えられた遺書、そして急に暇を出された運転手など・・・。
ポアロの捜査により、さまざまな出来事が複雑な要素を見せ始めた時、とうとう第二の死体が発見される。
だがそれはなんと、ルノー氏よりも前に死んだものだった・・・。
ポアロVSジロー刑事の対決、ヘイスティングスの恋愛も見ものの1冊!
アガサクリスティ(ポアロ)「ゴルフ場の殺人」 感想
のっけから物語に引き込まれる。
ヘルプの手紙をくれた人間が、行ってみたら殺された後だったり、妙に怪しい女性がいたりなど、ストーリーを盛り上げてくれる要素が次々に出てくるからだ。
おまけに出だしは「ヘイスティングス、妙な女性に出会う」とくるから、
とクリスティマニアは思わずにいられない。
さて物語が進むと、この事件は「2層構造になっている」という事に気づく。
昔あった大きな事件がベースとなり、今回の事件を引き起こしているのだ。
(しかも同じようなやり方で、今回の事件を引き起こしてる)
これだけでも「おお」と思うし、ここまで解ったんだし事件も解決!
・・・思いうが、ここで物語は折り返し地点。
なんとその2層目、今回の事件の途中で、大きなミスが起こっていたのだ。
ありえないミスにより、チャンスとばかりに事件をかっさらっていく、つわものの犯人が出現。
この犯人が、あまりにも意外すぎる人物で、最後の最後であっと言わせてくれること請け合いだ。
「これでもう終わりだよね・・」と思ったら違ったというところが、何か所かあるので根気よく読むことをおススメする。
あ、ちなみにゴルフ場の殺人・・・とあるけど、詳しくは「建設途中のゴルフ場で、死体が見つかりました・・・な殺人」が正しいので、そこだけ注意。
アガサクリスティ(ポアロ)「ゴルフ場の殺人」 まとめ
ネコ缶評価
ストーリーのほとんどを、個性豊かな女性の登場人物が盛り上げてくれる。
「貞淑な女性」「献身的な女性」も登場するが、当時としてはかなり「進んだ女性」「性悪な女性」も出てくる。で、これがなかなか楽しい。
そのうちの一人と、ヘイスティングスが恋に落ちる(そしてヘイスティングスが恋愛のために大チョンボもする)のだが、その後二人がどうなったのかも、気になるところだ。
残念~。
ポアロ読みたいけど、どれがおススメか知りたい方はこちら⇒
ポアロシリーズ「おススメ神9」はこちら!
本で床が抜けそうになっている方・人に見られたくない本が欲しい方はこちら!⇒読書好きさんを救う!それは「キンドルペーパーホワイト」
[…] 「ゴルフ場殺人事件」はこちら […]
[…] 愛らしい顔で元気いっぱいにふるまい、見事ヘイスティングズを射止めたシンデレラ 「ゴルフ場の殺人」はこちら […]
[…] シンデレラとは?について知りたい方はこちら […]
[…] 「ゴルフ場の殺人」詳しくはこちら […]
[…] この時代の女性にしては奔放で、ヘイスティングスをがっちり射止めてしまったシンデレラとか 「ゴルフ場の死」はこちら […]
[…] 「ゴルフ場殺人事件」のシンデレラとか。 「なぜエヴァンスに頼まない?」のフランキーとかな! […]