ポアロといえば、こんなイメージはないだろうか。
ポアロはむやみに動かず(たまにトランプの家など建てて)メソッドを重視して、事件解決を導き出す名探偵・・・。
そう思う人が大半だろう。
だがこれからご紹介する「ビッグ4」では、そんなイメージをガラッと変えてくれる。
ポアロはなんと、世界中の悪を取り仕切る組織「ビッグ4」と戦うという、なんだか007みたいなことをやってくれるのだ!
普段とちょっと、毛色の違う物語だが、いってみよう「ビッグ4」!
アガサクリスティ(ポアロ)「ビッグ4」あらすじ
南米に、事件があると呼び出されたポアロ。
だが出発の日に、突然ポアロの家に倒れこんできた男がいた。
リー・チャン・イェン・・・。
とつぶやき、ビッグ4の内容をうわ言のように言い、息絶えた。
突然のことに、戸惑うポアロと、ヘイスティングス。
だがこれは、世界の悪を牛耳る「ビッグ4」との戦いが始まる兆しだった!
アガサクリスティ(ポアロ)「ビッグ4」感想
というのが、ネコ缶最初の感想。
なんせポアロが、世界一の悪党と戦うのだ。
シャーロック・ホームズとモリアーティみたいな感じやろか?
いや、コナンと黒の組織?
もちろん、ポアロが派手なアクションで戦うわけではない。
ビッグ4が起こす、さまざまな殺人事件を、ポアロが「ビッグ4のしわざである」と見破っていくという感じなのだ。
そして事件を見破り、阻止しようとするポアロを、ビッグ4が殺そうとするのですな。
これが「ビッグ4」の大まかな流れやで。
ビッグ4の内部構成
と、思う方もいると思うので、ざっと説明する。
ビッグ4の内部内訳
NO1 リー・チャン・イェン 悪の天才中国人
NO2 $とあだ名されるアメリカ大富豪
NO3 マダム・オリヴィエ 天才科学者
NO4 クロード・ダレル 俳優 殺し屋
この国籍も性別もバラバラ、でも最高級の能力を持つ4人が、チームで動き、様々な悪行をやらかすのだ。
めっちゃ強そうやな!
「ビッグ4」話の展開
ビッグ4は、超短編の話が、いくつも入っているという感じだ。
具体的な例を挙げていこう。
(長いので、飛ばしてくださってもOK)
- ポアロの家に倒れこんだ英国調査員。
助けに来た自称介護士が、ビッグ4のNO4と判明。 - バンガローで起こった殺人事件。
1人の男性が、無実の罪を着せられそうになったが、ポアロが救う。 - 天才科学者、マダム・オリヴィエ(NO3)のところに、イギリスの科学者ハリデーが訪問。その後行方不明になるが、ポアロが発見
- マダム・オリヴィエの秘書、イネズ・ヴェルノーが行方不明に。
そして重要書類も盗まれる。ポアロがあやうく殺されそうになるも脱出 - NO2のもとに、変装したヘイスティングスを秘書として派遣。
バレてしまうが、ポアロに助け出される - 世界各地を旅行していた、ハンドフォードが家を購入。
甥と召使で住むも毒殺される。犯人をポアロが暴く - チェスの対局途中で、突然死んだギルモア・ウィルソン。
死んだ理由をポアロが暴く - ヘイスティングスの奥さんが、誘拐されるという情報で、ヘイスティングスをおびき出したビッグ4。ポアロは2人を救う
- No4の招待を知るという女性・モンローから重要な話を聞くも、モンローが殺される・・・
- ポアロが、事故で死んだと知らされるヘイスティングス。
1人でビッグ4と戦う決意 - ポアロとビッグ4、最後の戦い
・・こんな感じで話は進んでいくのだ。
ビッグ4では、ポアロは世界中に情報網を持ち、幅広い人脈を駆使して戦っていく。
ポアロに、こんな力があったのかと驚くばかりだ。
それとは逆にヘイスティングスは、熱血漢だけど、おっちょこちょいで早とちりの多い人間として書かれている。
ヘイスティングスが、ちょっと気の毒な気もするが、「ゴルフ場殺人事件」で見染めたシンデレラと結婚して、仲良くしている様子なのでヨシとしよか!
アガサクリスティ(ポアロ)「ビッグ4」まとめ
ネコ缶評価
アガサクリスティものだが、そこまで練られた話ではないという印象はある。
でもこれはこれで楽しい。
短編がいくつも入っているような構成なので、長い話が苦手な人も読みやすいだろう。
ちなみに、ポアロのファーストネームは「ヘラクレス」の意味だと初めて知ったで!
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