アガサクリスティ

アガサクリスティ(ミス・マープル)人間観察力が冴えまくる「牧師館の殺人」

アガサクリスティの産んだ名探偵と言えばこの人

「エルキュール・ポアロ」!

ネコ缶さとこ
ネコ缶さとこ
ネコ缶も大好きで、全巻読んだもんな~。

ネコ缶の「ポアロ全巻レポ」はこちら

でももう一人、アガサクリスティは名探偵を生み出してる。

その人の名前は「ミス・マープル」

セント・メアリーミードに住むおばあさんだ。

活動的な若々しい探偵ではないが、人間観察力はピカイチ。
小さな村に住んでいながら、探偵ぶりをいかんなく発揮してくれる。

そんな老嬢ミス・マープルのデビュー作がこれ!

「牧師館の殺人」

牧師館の殺人
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ミス・マープルのデビュー作って、どんな話なんやろか?

さっそく見てみよう!

アガサクリスティ(ミス・マープル)「牧師館の殺人」あらすじ

イギリスの小さな村、セント・メアリーミード。

穏やかな村の牧師館の書斎で、なんと殺人事件が起こった。

被害者は、村のみんなから嫌われていた、プロズロー大佐。
背後から頭を撃ち抜かれているという、残酷な殺され方をされていた。

そしてなんと、大佐の妻・アンは、実は画家のローレンス・レディングと不倫の関係だったことが判明。

まさか2人が・・・?

だが二人のアリバイはしっかりしており、すぐに疑いは晴れる。

では一体誰がプロズロー大佐を殺したのか?

事件前日に言い争いをしていたという、村ではちょっと浮いた存在の、美しいミセス・レストレンジ。
プロズロー大佐の娘・レティスは、何かとうるさい父親を嫌っている。
拳銃を持っていた牧師館メイドの夫、アーチャーという存在も・・・。

財産目当てなのか?怨恨なのか?疑わしい存在はたくさんいる。

だがどうもみんな決め手に欠けるのだ。

警察が捜査に行き詰まる度、鋭い意見を出すミス・マープル。

小さなセントメアリーミードの村で起こった事件は、無事に解決するのか?

ミス・マープルの、控えめながらも鋭い指摘が冴えるデビュー作。

アガサクリスティ(ミス・マープル)「牧師館の殺人」感想

ポアロのデビュー作を読んだ時、ネコ缶はこう思った。

ネコ缶さとこ
ネコ缶さとこ
ものすごく良い内容。専門的な毒物の知識も素晴らしい。

でも文章が固いなあ~

ポアロデビュー作・「スタイルズ荘の怪事件」はこちら

マープルが登場するのは、ポアロデビューから10年後。
そのせいか、デビュー作のわりに文章に硬さを感じない。

牧師のクレメント氏の視線で、物語が進むからかもしれへんな。

早速見どころを紹介しよう!

「牧師館の殺人」読みこなしポイント1 時系列をきちんと理解しよう

牧師館の殺人は、殺人事件の起こった木曜日の午後6時から7時の時系列が、とにかく大事。

カンタンにまとめておく。

プロズロー大佐 アン・プロズロー ローレンス・レディング
事件前日(水) ミセス・レストレンジと大ゲンカ
事件当日(木)5時まで 牧師館の夕食会を6時から6時15分に変更 村から出る決心をし、牧師・クレメンに話す
5時~ ・5時30分 アンと車で村へ 大佐と車で村へ。
6時~ ・6時15分 牧師館へ着く。
そのまま書斎へ

殺される
・6時15分
車のみ帰らせる
・6時20分頃
牧師館の書斎を外からのぞく
(プロズローの姿は見えなかった)・6時30分頃ストーン博士と合流。・7時近くまでハートネルと話す
・6時45分 牧師館で死体を見つけるが逃げる

・6時48分頃 牧師に会う

 

この3人は事件の深い関係者なので、時系列はよく覚えておこう。

また、物語を読むとすぐわかるが、ローレンスとアンの最初の行動は、これとは別。

ネコ缶さとこ
ネコ缶さとこ
この表が本当なので、こっらで覚とこな!

それ以外にも、重要な動きをする人たちを書いておく。

牧師(クレメント) ミセス・レストレンジ 他の証言いろいろ
事件前日(水) 大佐と大ゲンカ
事件当日(木)5時まで
5時~ ・5時30分
すぐに来てほしいという怪電話
だれも電話していない
6時~ 6時48分
上記の帰り道、ローレンスと道で会う
6時~7時は家にいたという本人の証言

「ヘイドック医師のところに行っていたのを見た」
byミス・ウェザビー

 

・6時29分
ローレンスのコテージからリドリー夫人に怪電話?

・6時30分~35分

銃声が林から聞こえた「くしゃみをしている人間がいた」
byリドリー夫人
 
 
「くしゃみをしていた人がいる」なんて、大事な証言なの? 

・・・と思う人がいるかもしれないが、意外とこれ、大事なんやで!

「牧師館の殺人」読みこなしポイント2 実は殺人事件だけではない

「牧師館の殺人」は、プロズロー大佐の殺人事件がメインで、話は進む。

トリックは意外と単純なのだが、読んでいくと、なんだか非常にややこしい事件という印象を受ける。

実は、殺人事件以外にもこの事件が絡んでるのだ。

「横領事件」「窃盗事件」

刑事事件はこの2つな。他にもこれがある

「離婚・子供問題」

それぞれの事件で追われていたり、悩んでいる人がいて、妙な行動や発言をしてくれる。

だから殺人事件の捜査&推理が、ややこしくなっていくのだ。

心して読んでいこう。

アガサクリスティ(ミス・マープル)「牧師館の殺人」まとめ

ネコ缶評価

さまざまな事件が絡まっているせいか、ちょっとややこしさを感じる。
とはいえ、デビュー作ながら、ミス・マープルの存在感・洞察力は圧倒的だ。

ネコ缶さとこ
ネコ缶さとこ
「牧師館の殺人」に出てくる「グリセルダ」はその後の話でもチョコチョコ出てくるで!

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